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マンション防災では、簡易トイレの備えがとても重要です。
理由は、災害時のマンションでは「水が出ないから流せない」だけでなく、水があっても排水管の安全確認が終わるまで流せない場合があるからです。
停電で給水ポンプが止まる、断水する、排水管が損傷する、下水道や建物設備の確認が必要になる。こうした状況では、自宅のトイレを普段通り使えない可能性があります。
この記事では、マンション防災で簡易トイレが必要な理由、何回分を備えるべきか、子どもや高齢の家族がいる場合の注意点、購入前に確認したいことを整理します。
マンションに限らず、家庭全体の防災グッズを先に見直したい場合は、家庭の防災グッズリストも参考にしてください。
30秒でわかる結論
マンション住まいでは、簡易トイレを1人35回分、できれば家族人数分の7日分を目安に備えると考えやすいです。
経済産業省は、災害時トイレの備蓄について1人あたり35回分、7日分を案内しています。
| 家族人数 | 3日分の目安 | 7日分の目安 |
|---|---|---|
| 1人 | 15回分 | 35回分 |
| 2人 | 30回分 | 70回分 |
| 3人 | 45回分 | 105回分 |
| 4人 | 60回分 | 140回分 |
マンションでは、断水だけでなく、排水管の安全確認が終わるまでトイレを流さない方がよい場面があります。
そのため、保存水や非常食と同じように、簡易トイレも「在宅避難用の必需品」として考えるのがおすすめです。
簡易トイレの種類まで比較したい場合はこちらです。
マンションでトイレが使えなくなる理由
マンションでトイレが使えなくなる理由は、断水だけではありません。
主に次のようなケースがあります。
- 停電で給水ポンプが止まる
- 建物や地域で断水する
- 排水管の損傷が疑われる
- 下水道や建物設備の確認が必要になる
- 管理組合や自治体から排水制限の案内が出る
- エレベーター停止で水やトイレ用品の追加購入が難しくなる
東京都のマンション防災情報では、水道が供給されていても、排水管等の修理が終わっていない場合はトイレ利用ができない場合があると案内されています。
大田区のマンション防災資料でも、排水管の点検が終わるまでは水を流さず、簡易トイレや携帯トイレを用意する考え方が示されています。
つまり、マンションでは「水があるから流せる」とは限りません。
災害後は、管理会社、管理組合、自治体の案内を確認し、安全が確認されるまでは簡易トイレを使う前提で備えておくと現実的です。
マンション停電時に困りやすいこと全体はこちらで整理しています。
簡易トイレは何回分必要?
簡易トイレの必要回数は、以下の計算で考えられます。
必要回数 = 家族人数 x 1日5回 x 日数
1日5回は目安です。体調、年齢、服薬状況、水分量、季節によって回数は変わります。
マンション住まいでは、まず3日分、できれば7日分まで増やす流れがおすすめです。
| 家族人数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 1人暮らし | 15回分 | 35回分 |
| 夫婦2人 | 30回分 | 70回分 |
| 3人家族 | 45回分 | 105回分 |
| 4人家族 | 60回分 | 140回分 |
| 5人家族 | 75回分 | 175回分 |
50回分や100回分のセットは多く見えますが、家族人数で割ると短くなります。
4人家族なら、100回分でも7日分には届きません。まず家族人数で計算し、足りない分を追加するのが失敗しにくいです。
回数計算を詳しく見たい場合はこちらです。
マンションでは「本体」より先に回数を確保する
簡易トイレを選ぶときは、本体型を買うかどうかで迷う人も多いです。
ただし、防災用として最初に考えたいのは、座る本体よりも「何回使えるか」です。
必要になるものは主に以下です。
- 凝固剤
- 排便袋
- 処理袋
- 防臭袋
- トイレットペーパー
- ウェットティッシュ
- 使い捨て手袋
本体型の簡易トイレを1台用意しても、凝固剤と袋が足りなければ使い続けられません。
まず家族人数分の回数を確保し、そのうえで子どもや高齢の家族が座りやすい本体型が必要かを考えると整理しやすいです。
座って使える本体型を見たい場合は、STOOLE簡易トイレの記事でも整理しています。
※価格、在庫、送料、キャンペーン、商品仕様、セット内容は変動します。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。
子どもがいるマンション家庭の注意点
子どもがいる家庭では、回数だけでなく「使えるか」も大切です。
災害時に初めて簡易トイレを使うと、子どもが怖がったり、袋の感覚を嫌がったりする場合があります。
確認したいこと:
- 子どもが座れる高さか
- 足が安定するか
- 大人が袋を処理しやすいか
- 防臭袋を追加するか
- トイレットペーパーやウェットティッシュを多めに置くか
- 夜間でも使えるようにライトがあるか
小さな子どもがいる場合、トイレを我慢して体調を崩すことも避けたいところです。
非常時に慌てないよう、普段の防災チェックの中で「袋を便器にかぶせる流れ」だけでも確認しておくと安心です。
子ども用品を含めた備えはこちらでも整理しています。
高齢の親がマンションに住んでいる場合
高齢の親がマンションに住んでいる場合も、簡易トイレは優先度が高い備えです。
高齢者は、トイレの回数が多くなる場合があります。また、しゃがむ姿勢がつらい、夜間の移動が不安、停電時に足元が見えにくいといった問題もあります。
確認したいこと:
- 1人35回分より少し余裕を見るか
- 座れる本体型が必要か
- 手すりや安定した場所があるか
- 夜間用の足元灯があるか
- 使用後の袋をどこに置くか
- 家族や管理人と使い方を共有しているか
親の家に送るだけでは、使い方が分からず保管されたままになることがあります。
できれば一緒に開封し、どこに置くか、どう使うか、使用後の袋をどうするかまで確認しておきましょう。
使用後の保管とニオイ対策も必要
簡易トイレは、使う前だけでなく、使った後のことも考える必要があります。
災害時はごみ収集が止まる場合があります。使用済みの袋を数日間、自宅内やベランダなどで一時保管する可能性もあります。
用意したいもの:
- 防臭袋
- 厚手のごみ袋
- ふた付きバケツ
- 使い捨て手袋
- ウェットティッシュ
- 消毒用品
- 新聞紙や吸水シート
マンションでは、共用廊下やごみ置き場に勝手に出せない場合があります。
使用後の処理方法は、自治体やマンションの災害時ルールに従う必要があります。管理組合の防災マニュアルがある場合は、簡易トイレのごみの扱いも確認しておきましょう。
簡易トイレを置く場所
マンションでは収納場所が限られます。
それでも、簡易トイレはできるだけ取り出しやすい場所に置くのがおすすめです。
置き場所の候補:
- トイレ内の棚
- 洗面所
- 玄関収納
- 防災リュックの近く
- 廊下収納
- ベッド下収納
凝固剤と排便袋だけなら、比較的コンパクトに保管できます。
家族人数分を一か所に置けない場合は、50回分をトイレ、50回分を玄関収納のように分けてもかまいません。ただし、家族全員が場所を分かるようにしておきましょう。
購入前に確認したいこと
簡易トイレを購入する前に、以下を確認しましょう。
- 何回分入っているか
- 凝固剤と排便袋がセットか
- 処理袋や防臭袋の枚数
- 使用期限や保管条件
- 便器にかぶせて使えるか
- 本体型の場合、耐荷重やサイズ
- 子どもや高齢者が使いやすいか
- 価格、在庫、送料、キャンペーン
「100回分」と書かれていても、防臭袋や処理袋の枚数は商品によって違います。
また、本体型の場合は、家族全員が座りやすい高さか、置き場所を確保できるかも確認してください。
まとめ
マンション防災で簡易トイレが必要な理由は、断水だけではありません。
水が出ても、排水管の安全確認が終わるまでトイレを流せない場合があります。停電で給水ポンプが止まる、排水設備の確認が必要になる、エレベーター停止で買い足しが難しくなることもあります。
まずは1人35回分、家族人数分の7日分を目安に、凝固剤、排便袋、処理袋、防臭袋を用意しましょう。
子どもや高齢の家族がいる場合は、座れる本体型や夜間の照明、使用後の保管方法も一緒に考えると現実的です。
非常食、保存水、ライト、電源まわりも含めて見直す場合は、家庭の防災グッズリストから確認すると抜け漏れを整理しやすいです。
簡易トイレの種類を比較したい場合はこちらです。
本体型の候補を見たい場合はこちらです。
※価格、在庫、送料、キャンペーン、商品仕様、セット内容は変動します。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。

