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家庭の防災グッズを揃えようとすると、「何から買えばいいのか」「防災セットだけで足りるのか」「非常食や簡易トイレは何日分必要なのか」で迷いやすいです。
結論からいうと、家庭の防災は、持ち出し用と在宅避難用を分けて考えると整理しやすくなります。
避難するときに持つものは軽く、自宅で数日過ごすための備蓄は水・食料・トイレを中心に多めに置く。この分け方をしておくと、買いすぎや不足を減らしやすいです。
この記事では、家庭でまず揃えたい防災グッズ、優先順位、家族構成別の追加品、購入前の注意点を整理します。
30秒でわかる結論
家庭の防災グッズは、まず以下の順番で揃えると考えやすいです。
| 優先度 | そろえるもの | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | 水 | 1人1日3Lを目安に3日から1週間分 |
| 2 | 非常食 | 最低3日分、できれば1週間分 |
| 3 | 簡易トイレ | 1人35回分、7日分を目安 |
| 4 | 照明 | LEDランタン、懐中電灯、予備電池 |
| 5 | 情報・充電 | モバイルバッテリー、ラジオ、充電ケーブル |
| 6 | 衛生用品 | ウェットティッシュ、マスク、手袋、消毒用品 |
| 7 | 防災リュック | 持ち出し用の最低限 |
| 8 | 停電対策 | 必要に応じてポータブル電源 |
防災セットは、最初の土台として便利です。ただし、家庭ごとの常備薬、子ども用品、高齢者用品、女性用品、追加の水・非常食・簡易トイレまでは足りないことがあります。
まず市販の防災セットから見たい場合はこちらです。
持ち出し用と在宅避難用を分ける
家庭の防災グッズは、全部を1つのリュックに入れようとすると失敗しやすいです。
水、非常食、簡易トイレを家族人数分入れると、すぐに重くなります。避難時に持てなければ意味がありません。
そのため、次のように分けて考えましょう。
| 用途 | 目的 | 入れるもの |
|---|---|---|
| 持ち出し用 | 避難時にすぐ持つ | ライト、少量の水、携帯食、貴重品、常備薬、衛生用品 |
| 在宅避難用 | 自宅で数日過ごす | 保存水、非常食、簡易トイレ、カセットコンロ、衛生用品 |
| 外出・通勤用 | 外出先での帰宅困難 | モバイルバッテリー、小型ライト、携帯食、現金、連絡先メモ |
防災リュックの中身を詳しく見たい場合はこちらです。
まず水を用意する
水は最優先で用意したい備蓄です。
政府広報オンラインでは、水は1人1日3Lが目安とされています。
| 家族人数 | 3日分の目安 | 7日分の目安 |
|---|---|---|
| 1人 | 9L | 21L |
| 2人 | 18L | 42L |
| 3人 | 27L | 63L |
| 4人 | 36L | 84L |
これは飲料水と調理用水の目安です。
手洗い、体を拭く、トイレ、洗い物まで考えると、生活用水は別に必要になります。風呂の水をためる、給水袋を用意する、ウェットティッシュを多めに置くなども考えておきましょう。
非常食は3日分から始める
非常食は、まず家族人数分の3日分を目標にしましょう。
首相官邸や農林水産省の情報では、非常食は最低3日分、大規模災害では1週間分が望ましいとされています。
| 家族人数 | 3日分の主食目安 | 7日分の主食目安 |
|---|---|---|
| 1人 | 9食 | 21食 |
| 2人 | 18食 | 42食 |
| 3人 | 27食 | 63食 |
| 4人 | 36食 | 84食 |
非常食は、アルファ米や保存食セットだけでなく、普段食べているレトルト食品、缶詰、スープ、パスタ、シリアル、菓子類も組み合わせると続けやすいです。
非常食セットを比較したい場合はこちらです。
必要日数を詳しく見たい場合はこちらです。
簡易トイレは後回しにしない
水と食料の次に優先したいのが、簡易トイレです。
経済産業省は、災害時トイレの備蓄について1人あたり35回分、7日分を案内しています。
| 家族人数 | 3日分の目安 | 7日分の目安 |
|---|---|---|
| 1人 | 15回分 | 35回分 |
| 2人 | 30回分 | 70回分 |
| 3人 | 45回分 | 105回分 |
| 4人 | 60回分 | 140回分 |
断水時だけでなく、マンションでは排水管の安全確認が終わるまで流せない場合もあります。
凝固剤、排便袋、処理袋、防臭袋、トイレットペーパー、ウェットティッシュをセットで考えましょう。
簡易トイレを比較したい場合はこちらです。
回数の計算はこちらで詳しく整理しています。
照明と情報収集を用意する
停電時に困るのは、暗さと情報不足です。
用意したいもの:
- LEDランタン
- 懐中電灯
- ヘッドライト
- 足元灯
- 予備電池
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリー
- 充電ケーブル
スマホのライトだけに頼ると、バッテリーを消耗します。
部屋全体を照らすランタン、移動用の懐中電灯、家族分の充電手段を分けて考えると使いやすいです。
マンション停電対策はこちらで整理しています。
ポータブル電源は必要な家庭だけ検討する
ポータブル電源は便利ですが、すべての家庭に必須とは限りません。
まずは水、非常食、簡易トイレ、照明、モバイルバッテリーを優先しましょう。
そのうえで、以下に当てはまる家庭ではポータブル電源を検討しやすいです。
- 家族分のスマホを何度も充電したい
- 停電時にWi-Fiルーターを少し使いたい
- LED照明や小型扇風機を動かしたい
- 冬に電気毛布を使いたい
- マンション停電対策を厚めにしたい
- 高齢の親の停電対策を考えたい
容量や出力によって使える家電は変わります。電子レンジ、ドライヤー、電気ケトルなどは消費電力が大きいため、購入前に仕様確認が必要です。
ポータブル電源が必要か迷う場合はこちらです。
比較から見たい場合はこちらです。
衛生用品と生活用品
災害時は、水が使えない、洗濯できない、ごみ収集が止まるなど、生活面の不便が増えます。
用意したいもの:
- ウェットティッシュ
- からだ拭きシート
- 手指消毒用品
- マスク
- 使い捨て手袋
- ごみ袋
- 防臭袋
- ラップ
- 紙皿、紙コップ
- 使い捨てスプーン
- 生理用品
- 常備薬
- お薬手帳のコピー
ラップは食器に敷いて使うと、洗い物を減らせます。
ごみ袋や防臭袋は、簡易トイレや使用済み衛生用品の一時保管にも役立ちます。
家族構成別に足すもの
基本の防災グッズに加えて、家族構成に合わせた追加品も必要です。
子どもがいる家庭
子どもがいる家庭では、大人用の防災セットだけでは不足しやすいです。
追加したいもの:
- ミルク
- 離乳食
- おむつ
- おしりふき
- 子ども用マスク
- 着替え
- 食べ慣れた非常食
- 小さなおもちゃ
- 母子健康手帳のコピー
- アレルギー対応食品
子育て家庭の備えはこちらで詳しく整理しています。
子どもの非常食はこちらです。
共働き家庭
共働き家庭では、家族が別々の場所にいる可能性があります。
自宅だけでなく、通勤バッグ、職場、保育園・学校の引き渡しルールも確認しましょう。
追加したいもの:
- 通勤バッグ用のモバイルバッテリー
- 携帯食
- 小型ライト
- 現金
- 連絡先メモ
- 職場に置く歩きやすい靴
- 家族の集合場所メモ
詳しくはこちらです。
高齢の親がいる家庭
高齢の親には、一般的な防災セットを送るだけでは足りない場合があります。
追加したいもの:
- 常備薬
- お薬手帳
- 老眼鏡
- 補聴器の電池
- 入れ歯用品
- 介護用品
- やわらかい非常食
- 座れる簡易トイレ
- 緊急連絡先メモ
親の家に備える場合は、置き場所と使い方を一緒に確認しましょう。
マンション暮らし
マンションでは、停電、断水、エレベーター停止、排水制限を考えておきたいです。
追加したいもの:
- 簡易トイレ多め
- 保存水
- 給水袋
- LEDランタン
- モバイルバッテリー
- 必要に応じてポータブル電源
- 防臭袋
- 階段移動を想定した軽い持ち出し袋
マンションのトイレ対策はこちらです。
防災セットを買う場合の注意点
市販の防災セットは、最初の土台として便利です。
ただし、買って終わりではありません。
確認したいこと:
- 何人用か
- 重さは持てるか
- 水や非常食は何日分か
- 簡易トイレは何回分か
- ライトや電池は入っているか
- 常備薬や個人用品を追加できるか
- 賞味期限、使用期限を管理できるか
1人用と2人用で迷う場合はこちらです。
買うか自分で揃えるか迷う場合はこちらです。
定期的に見直す
防災グッズは、一度そろえたら終わりではありません。
半年に一度ほど、以下を確認しましょう。
- 水や非常食の期限
- 電池やモバイルバッテリーの状態
- 子どもの年齢に合っているか
- 服や靴のサイズ
- 常備薬や医療情報
- 家族の連絡先
- 避難場所や集合場所
- 簡易トイレの回数
子どもの成長、引っ越し、家族構成の変化、親の体調変化で必要なものは変わります。
家族で防災グッズを確認する日を決めておくと、期限切れや不足に気づきやすくなります。
まとめ
家庭の防災グッズは、持ち出し用と在宅避難用を分けて考えると整理しやすくなります。
まず優先したいのは、水、非常食、簡易トイレ、照明、スマホ充電、衛生用品です。
そのうえで、防災セット、ポータブル電源、子ども用品、高齢者用品、マンション向けの追加品を家庭に合わせて足していきましょう。
防災グッズは「これを買えば終わり」ではありません。家族構成、住まい、体調、季節に合わせて見直すことが大切です。
まず比較記事から確認したい場合は、以下を参考にしてください。

